得意分野を活かして健康づくりのお手伝いをしましょう。個人ジム開業のすすめ

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「無病息災」といいますが、これ以上の説明は要らないほど(できないほど)真理を付いた言葉なのではないでしょうか。

半年先まで入荷待ちになるようなヒット商品を発明するにも、美味しい料理をお客様に提供するにも、美味しいものを美味しく食べるにも、健康でなければ何も始まりません。

一方、「健康ブーム」という表現がしばしばメディアで使われるように、人々の注目は、「目的達成のために健康状態を維持すること」から「健康になることを目的とした生活習慣の見直しや積極的な健康促進活動」に変わりつつあるのも事実です。

エステやマッサージなどのリラクゼーションは、リゾート地でバカンス気分を楽しむ特別な体験としてだけでなく、仕事帰りに短時間でも気軽に立ち寄って心身をリフレッシュできるような位置づけで街中に多く見かけるようになりました。テレビや雑誌では、健康増進に効果的な食品やダイエットに効果的な機器などの話題で持ちきりです。

リラクゼーションに限らず、「痩せたい」、「筋肉や体幹を鍛えたい」、「体の歪みを治したい」といった人々の要望を叶えたり悩みを解決するための施設は種類を増やしながら年々増え続けています。

今回は、積極的に身体を動かして日常生活に運動を取り入れたいと思っているお客様が利用するジムについて、個人でもかんたんに始められるビジネスのアイデアを紹介します。

ジムはコンセプト勝負

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ジムというと、大手がチェーン展開するフィットネスジムや、市区町村が運営しているプールや体育館などが一体となった大型複合施設を想像されるかもしれません。エアロバイクやランニングマシンなどの有酸素運動マシンを使った運動は、カロリー消費や筋肉トレーニングの効果が感じやすく、生活に運動を取り入れたい人にとっては利用しやすいサービスといえるでしょう。運動の後に、大浴場にゆっくり浸かって気持ちよく帰宅するのは魅力的です。頑張った日には、自分へのご褒美でジムに併設されているカフェで健康スムージーを飲むなんてこともあるかもしれません。

しかし、この規模のジムを開業するには莫大な費用がかかります。エアロバイク一台でも、多くの人が長く使うことを考えると、業務用を購入する必要があり、その価格は一台あたり数十万円以上と、個人でジムを開業したいと思っている経営者にとっては現実的ではないでしょう。

そこで、個人のジムは何を目的としているのかが重要になってきます。どんな客層のどんな要望を叶えたいのかを明確にさせれば、必ずしも全てを兼ねそろえた施設を準備する必要はなくなるのではないでしょうか。

最近では、トレーナーからマンツーマンでトレーニングを受けられる個別指導型ジムへの関心が高まっているようです。お客様一人ひとりの悩みや希望を丁寧にカウンセリングした上で、それぞれに合ったプログラムを作成・指導してくれるので、自主的に通うタイプのジムではマシンの使い方などがよく分からないまま三日坊主になってしまうところですが、マンツーマンならプロがつきっきりになって経過を管理してくれます。ダイエットや栄養のアドバイスなど、スポーツ学的な観点だけでなく、生活面におけるケアもあることから、コンディショニングとも呼ばているようです。

効率的な筋トレや正しいストレッチの指導には、例えば自宅の一室をレッスン部屋にしたり、マンションを一室借りてそこをジムにすることもできます。ダンベルやヨガマットを購入するだけで、資金は大幅に抑えつつ指導目的は十分に達成できるでしょう。

まずは個人でジムを開業したいと思っている場合、自分の得意分野は何なのかをはっきりさせて、どのようなお客様にどのような経験をしてほしいのか、どのようにして健康を手に入れてほしいのかを意識した計画を立てましょう。ターゲット層やサービスの提供方法によって、どれくらいの広さが必要でどんな機材や設備を導入するべきかが自ずと見えてくるはずです。

トレーナーになるには

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経営からトレーニング指導まで全て一人で行う場合は、自分自身をトレーナーと名乗る必要があります。お客様は、「このトレーナーに指導をお願いすることで自分の健康にどのような変化があるのか」を知りたいと思っています。

例えば、「元メダリスト」や「体育大学を卒業」といった経歴はお客様にとって分かりやすく、利用の決め手にもなります。名の知れたスポーツジムなどでトレーナーとして就業した経歴を書くのもいいでしょう。パーソナルトレーナーになるために必要な資格というのは特に存在しませんが、他者と差別化を図るためにも、お客様にとって期待できる効果が具体的に想像できるように、なるべく詳しく自分のプロフィールを伝える方が好ましいです。

参考:自分を売り込む集客ツール「プロフィール」の書き方

また、関連団体が実施している試験に合格して資格を取得することも集客のアピールポイントになります。もちろん、生理学や解剖学など専門知識があるに越したことはないので、時間を見つけて本を読んだり講座を受けてみるのもいいかもしれません。

主要なトレーナー資格の提供団体:
NSCA
NESTA
JATI

お客様が自由で安全に運動ができる場所を提供することだけがジムの目的ではないことは言うまでもありません。トレーナーとしてお客様の健康促進をお手伝いするのですから、当然、お客様と直接コミュニケーションをとる場面が多く出てきます。

お客様はトレーナーを信頼して、プログラムや指導内容に従い、料金を払っています。お客様のことを心身共に理解し、悩みや要望を丁寧に聞き出し、適切なアドバイスができるようになりましょう。時には、トレーニングの成果が見られずお客様が自信を無くすこともあるかもしれません。そんな時に、励ましの言葉をかけたり、気分転換になるようなメニューを提案したり、雑談で気持ちを盛り上げたりと、一人ひとりに親身になれるコミュニケーション力は、トレーナーにとって必須なスキルといえるでしょう。

ターゲットを定めて宣伝する

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お客様の健康に対する要望や悩みはさまざまです。それぞれに特化した分野に長けているトレーナーを集めることは理想的ですが、資金にも従業員の雇用にも余裕がない場合はそうはいきません。まずは、自信を持って提供できるサービスを、本当に求めているお客様の集客に注力しましょう。

そのためには、個人ジムを探しているお客様とのコミュニケーションの場を積極的に持つ必要があります。ソーシャルメディアを駆使して情報収集をしましょう。

また、ジム利用者にとってジムの立地はとても重要です。通勤通学途中の駅前にあったり、自宅から徒歩で通えたり、車で気軽に寄れるように駐車場があったりと、ジムが生活圏にあるお客様に向けて宣伝することが効果的だといえます。

このように地域密着型のビジネスにはチラシ配りや広告のポスティングが効果を発揮します。身近な場所に、「健康への道」が伸びていることをなるべく直接アピールするようにしましょう。

パーソナルトレーナーとしてやっていくのであれば、トレーナー自身の魅力が重要になります。専門分野、得意分野、性格などを詳しく売り込みましょう。

継続は力なり

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ダイエットも、筋トレも、姿勢不良の矯正も、一度のトレーニングですぐに効果が見られるものではありません。スポーツジムやトレーニングジムは、利用目的やプログラム内容がバラバラでも、多くのお客様は継続的な利用を見越しているのではないでしょうか。

個人ジムでも、お客様の生活に支障がない程度にストレス無く通うことができ、かつ効果を着実に感じることができる場を提供する必要があります。集客したお客様には、その都度のプログラムを提案するだけでなく、中長期的なプログラムや目標を明示して、一緒になって取り組んでいくようにしましょう。

もちろん、ステップアップを感じるためにも、プログラムの見直しをしながらお客様一人ひとりのステージに合わせた指導をすることが重要です。

会員制度を作って、お客様の情報を管理しましょう。Squareの顧客リスト機能を使えば、お客様の基本情報だけでなく、トレーニングに関するデータのメモを追加することができます。会費の支払いは、店頭でPOSレジを使っても受け付けることもできますが、お客様にメールで請求書を送ることもできます。毎週、毎月など定期的に会費を徴収している場合は、保存したお客様のカード情報を元に自動引き落としできる継続課金機能をお使いください。

執筆は2017年5月19日時点の情報を参照しています。
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