売り上げアップを必ず導く集客法〜飲食店編

以前ご紹介した売上アップを必ず導く集客法〜美容院編に続き、今回は飲食店編をご紹介したいと思います。

飽和状態にある外食産業。いわゆる「繁盛店」として長く続けていくためには、美容院編同様に、提供するサービスそのものはもちろんのこと、より多くのお客様に存在を知ってもらい、一人でも多くのリピーター客を増やすことで、安定した売り上げを生み出し続けていかなければなりません。

新規顧客を呼び込む

美容院編でお伝えした新規顧客の作り方の基本は、飲食店の場合にも当てはまります。ここでは、飲食店ならではの集客において工夫すべきポイントをお伝えします。

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呼び込み、チラシ配り、ポスティング

街頭での呼び込みやチラシ配りは、人件費や印刷費のコストがかかるので、お店の規模が小さければ小さいほど、なるべく店外に人手は割きたくないものです。

したがって、短時間でも高い確率で来店につながるエリアと時間を狙って行います。

平日の夜のオフィス街であれば、仕事帰りに食事処や宴会場所を探している会社員を呼び込むチャンスです。一次会が終わる時間帯であれば、二次会コースのオファーなどが、お店選びの決め手となるでしょう。

しかし、案内先があまりにも離れていると、お客様の気が変わってしまうこともあるので、お店の立地との関係をよく考える必要があります。

チラシ配りは、夜に行うより、朝の通勤時間帯に駅前で行うなど、より多くの通行人に受け取ってもらえるようにしましょう。夜ではチラシの内容が見えにくいですし、検討する時間が欲しいと思うことがほとんどです。朝に配ったチラシが職場で共有されることもあるかもしれません。

美容院編と同じく、チラシを手にとってもらえるように、魅力的な情報やデザインが求められます。

オープンして間もないお店であれば、周辺地域にポスティングをすることも効果的です。近所に新しいレストランができることは、徒歩圏内の住民にとってはうれしいニュースです。

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折り込みチラシ、フリーペーパーやクーポンサイトへの掲載

宅配サービスを検討していたら、ポスティングや折込チラシを利用して、宅配地域に宣伝をします。しかし、宅配にかかるコストをよく計算して宅配する範囲は慎重に決めましょう。どのような客層の利用が見込めるかの事前調査も重要です。

お店の基本情報やクーポンなどのグルメ情報を集めたポータルサイトの情報量は増加していく一方です。これに伴い、利用客がお店選びのために事前に情報を検索することが一般的になってきています。

似たようなメニューや価格帯を提供している他店に埋もれてしまわないように、掲載する写真や文章に工夫が求められます。

このようなグルメ情報サイトで特に利用者の注目を集める項目が、口コミです。実際にお店に行った人の生の言葉は参考にしようと目を通す利用者は多いです。

お店の経営者としてお客様が書き込む口コミを読むことは、お客様による評価をコストをかけずに知る手段です。反省点が発覚すれば、改善することで次の集客に繋がります。

主なグルメ情報サイト

  • ホットペッパー ネット予約可能店舗数・ネット予約利用者数No.1
  • 食べログ 全国のレストランを一般ユーザーの口コミをもとに集計
  • ぐるなび 飲食店・宴会の限定プランやコースが充実
  • Retty 日本最大級の実名型グルメサービス

お店の外観は、お店の顔

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当然のことですが、新規顧客の全てがチラシやウェブサイトを頼りに来店するわけではありません。お店の外観や雰囲気に惹かれて「思わず入りたくなって」来店するお客様も多くいます。

いくら提供する料理やサービスに自信があり、内装に力を入れていても、通りすがりの人がお店の外で立ち止まって来店を検討してくれるようなお店づくりも大切です。

お客様のほとんどは、お店を一目見たときの印象で入店するか否かを直感的に決めるものです。以下の点を意識しながら、お店の顔をつくっていきましょう。

何が食べられるのか?
どんなジャンルの料理を提供しているのかが直感的にわかるようにしましょう。もちろん、暖簾に「そば」と書いてあれば迷うことはありません。しかし、必ずしも最も目立つ看板や店名に料理の種類を組み込まなくても、店外にイタリアの国旗を掲げたり、ワインボトルを置いたりすればイタリア料理を提供するお店であるということが伝わります。

店舗の造りや装飾で「お店の雰囲気」を作り上げる工夫とともに、外観もお店全体のコンセプトと一致させることを忘れてはいけません。

料理のイメージは?
メニューの中身が気になるのは当然のことです。食品サンプルを置いたり、写真付きのメニューや黒板を置くなどして、お客様がイメージを掴めるようにします。

看板の効果は大きい
黒板などに、メニューの説明、価格、産地、セット料金など、読みやすく記載された情報は、入店の決め手となります。

看板の置き場にも気をつけます。歩行の邪魔にならないように、且つ自然と進行方向から目に入るように、通行人の目線に合わせて、設置をします。平日ランチメニューやハッピーアワーなど限定した時間帯にのみ設置するのも効果的です。

お店が分かりにくい場所にあれば、少し離れた場所に看板を置いて、地図や矢印で誘導する手段もあります。この際に、お客様の興味を引くキャッチーな宣伝文句を入れてみると、集客効果アップに繋がります。

リピーター客を増やすには

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繁盛店は、リピーター客に支えられています。再来店したいと思うきっかけは、以下の例のように、人それぞれです。

・初めて食べた料理が美味しかった
・近所に住んでいるので利用がしやすい
・店内の雰囲気が好きだ
・店員との会話が楽しい
・新メニューが楽しみ

リピーター客は、お店に対して「安心と信頼」を抱いています。これを裏切らないように、期待されているサービスを、いつも変わらず提供し続ける必要があります。

しかし、安定したサービスだけでなく、リピーター客にとって毎回の来店が毎回異なる「特別なもの」になることで、リピーター客から広がる口コミによって新たな集客が狙えますし、来店頻度もさらに上がるかもしれません。

リピーターのお客様にとって「あのお店に行けば何かある」と思ってもらえるように、サービス内容に少しずつ変化をもたせることも工夫できるポイントです。

インターネット大活用のすすめ

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お店の公式ホームページを持っておくことがおすすめです。インターネットの普及と情報サイトの充実により、あらゆる角度からの情報検索が可能になりました。

しかし、何十万ものお店が一元的に掲載されているグルメサイトだけに頼るには限界があります。お客様は、予想以上に念入りに下調べをしています。お店がダイレクトに情報を提供できる場を設けておくことは、更なる安心と信頼に繋がります。

FacebookやTwitterに代表されるソーシャルメディアの公式アカウントを作成し、定期的に更新することで、お客様に最新の情報を伝えられるのと同時に、コメントやメッセージ機能をうまく利用することでお客様との距離を縮めるきっかけにもなります。ぜひお客様と長いお付き合いを目指しましょう。

ブログを開設しておくと、ホームページや接客からは知り得ない情報や、スタッフの趣味や想いを共有することができるので、共感してくれるお客様がいれば次なる集客に繋がります。

他にも、リピーター客の確保を目的としたメールマーケティングという集客方法があります。インターネットを大いに活用して、あらゆる方向からの集客アップを狙いましょう。

メールマーケティングについてはこちらの記事を参考にしてください。

長く続く繁盛店に

美容院編でも述べましたが、集客に成功していると思っても、長い目で利益を確保できる経営体系を作らなければいけません。

飲食店でよくある話ですが、一度でもテレビで取り上げられたり、有名人の来店があると、行列ができるほど来客数が一気に増えることがあります。そういったお客様はたいてい、一度きりの来店で満足をしてしまいます。

話題性に甘えることなく、「安心と信頼と感動」を提供しながら、一人でも多くのお客様に長く愛される繁盛店をつくっていく上で、今回ご紹介したポイントをぜひご活用ください。

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執筆は2017年1月26日時点の情報を参照しています。外部サイトの情報および利用に起因して生じたいかなる損害に対しても、弊社は一切責任を負わないものとします。