季節に合わせた集客のアイデアを〜文化芸術の秋を楽しむ11月編〜

11月といえば、秋の味覚に舌鼓を打ち、文化や芸術を楽しみつつ冬支度を始める時期です。保護者にとっては子どもの七五三といった行事もあります。経営者にとっては一年でお世話になった人や取引先などにお歳暮を準備する時期でもあります。

今回は、「季節に合わせた集客のアイデアを~本格的な秋が始まる10月編〜」に続き、11月の集客に役立つヒントを紹介します。

11月はどんな月?

11月を行事という観点で考えてみると、集客のヒントが見えてきます。

・11月3日  文化の日
・11月7日  立冬
・11月15日 七五三
・11月23日 新嘗祭と勤労感謝の日

文化の日は明治天皇の誕生日にあたり、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨に定められました。秋のしっとりとした雰囲気から、文化や芸術に関する活動に取り組みたくなるという人も多いのではないでしょうか。

続く立冬は、冬の気配を感じ始める日です。この時期から、寒さ対策はもとより、年末を迎える前のお歳暮の準備、忘年会の企画などさまざまな冬支度が始まります。

七五三は子どもたちの成長を祝う大事な行事です。神社への参詣と合わせて、和装で記念撮影をしたり、お祝いの宴席を設けたりするという家庭も多いでしょう。

月の最後には新嘗祭(にいなめさい)と勤労感謝の日があります。新嘗祭は古くから続く宮中行事の一つで、一年の収穫に感謝する日です。勤労感謝の日は「勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」として定められました。一年の労をねぎらいながら秋の味覚を感謝していただく時期といえます。

その他、勤労感謝の日については土日と続けて三連休になることから、旅行や宿泊関連の事業者にとって書き入れ時となるでしょう。文化・芸術、冬支度、七五三、秋の味覚をキーワードに11月の集客のヒントを紹介します。

文化・芸術での集客

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美術館や博物館の中には、文化の日は入場料を無料にしている施設もあるようです。休日ということもあり家族連れの来場も見込めます。キャンペーンやイベントを開催して集客につなげましょう。これをきっかけにファンを獲得して、将来的な集客につながる可能性があります。

また、秋の夜長、読書の秋ともいわれるように、秋の夜についつい夜更かしをして読書をしてしまうという人も少なくないでしょう。書店、出版社、ブックカフェなど書籍に関するビジネスをしているなら、秋と関連づけたキーワードで改めて書籍の魅力を伝えて集客してもよいかもしれません。店舗だけでなくソーシャルメディアを効果的に使うとより広く書籍の魅力をアピールできるでしょう。

秋は読書以外にも、手芸などでついつい夜更かししてしまうという人もいます。マフラーやセーターなどの編み物は特に季節との相性もよいものです。絵画や文章の創作に打ち込むという人もいるでしょう。文化・芸術の秋は画材、文具、手芸用品に関連する事業を営む人にとっても収益をのばす機会です。店舗やソーシャルメディアで実際の作品とともに商品をアピールすると、製作のイメージが湧きやすく集客につながるでしょう。

冬支度に関連する集客

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11月になると朝晩の冷え込みもいっそう厳しくなります。冬本番を前に暖房器具といった家電、冬物の衣料品を見直す人もいるでしょう。早めの備えをキーワードに、集客につなげましょう。

冬支度には、お歳暮の準備も含まれます。この1年間でお世話になった人、得意先や取引先にお歳暮を贈るのは12月ですが、送り先や商品の検討は11月に始まっているといってよいでしょう。お歳暮離れやお歳暮市場の衰退といった課題もあるようですが、お歳暮を送る習慣のない世代に感謝の気持ちを伝える習慣の良さをアピールしてみると、新鮮に感じられるかもしれません。

また、さりげない小さな贈り物がよいお歳暮となるかもしれません。年末に向けて忙しい時期ですが、これまでお歳暮商戦へ参戦していなかった事業者もソーシャルメディアへの投稿といったすぐにできるアピールから販売機会を探ってみてもよいかもしれません。

また、早い場合だと11月に忘年会やクリスマス会の企画や予約をする人もいます。レストランやケータリングサービスなど飲食に関するサービスを提供する事業者ならこの時期からプランを用意しておくと、早めに年末年始の準備をしたい人にリーチできて効果的です。ウェブサイトやソーシャルメディアを活用して、動画や写真で提供する料理やサービスの魅力をふんだんにアピールしましょう。

七五三

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地域や家庭によっても異なりますが、3歳、5歳、7歳の子どもにとって11月は七五三の特別な月です。参詣に加えて、和装で記念写真を撮ったり、健やかな成長を願って宴席が設けられたりすることも珍しくありません。

美容室でのヘアセットや、和装の販売・レンタル、着付けサービス、さらに記念写真に関する事業を営む経営者には見逃せない行事です。また、宴席の場となるレストランやホテルにとっても集客の機会といえます。前年のお客様の了解を得てベストショット、和気藹々とした宴席の様子などを紹介すると、お客様にお祝いのイメージをもっていただきやすいでしょう。

サービスの選択に迷ったお客様が周囲の意見や評判、ネット上の口コミを参考にすることも十分ありえます。ていねいなサービスやサポートと合わせて、翌年のためにも七五三が終わったあとにサービスの魅力が伝わる口コミが広まる施策を打ってみるとよいかもしれません。

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秋の味覚

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最後は、この季節には欠かせない秋の味覚です。11月には新米をはじめ、サツマイモ、秋鮭など、新鮮な山の幸や海の幸が出揃います。温泉などの行楽地がにぎわい始める時期でもあります。

飲食店の経営者や食品を扱う事業者はもちろん、地方の魅力をアピールして集客につなげる機会でもあります。自然や特産品を秋の味覚という切り口で見直してみてはいかがでしょうか。勤労感謝の日を含む金曜日から日曜日にかけての三連休は特に遠方からのお客様を呼び込む見逃せないチャンスです。ウェブサイトやソーシャルメディアでは写真はもとより、より五感にうったえる動画も活用してみましょう。

クレジットカード決済を導入してみてはいかがでしょうか

七五三や年末目前のお歳暮商戦では、商品やサービスの金額が高額になりがちです。支払いに備えて、クレジットカードを支払い手段として提供できたら、お客様は多額の現金を用意したり、振り込んだりすることがなく、安心して商品やサービスを購入できます。事業者としても大きな額のやりとりは慎重にしたいところです。

また、秋の夜長のお供である本。ふらっと立ち寄った書店で読んでみたいと思うものに出会うことがあります。たとえ高額でなくても、お客様に現金の手持ちがない場合にクレジットカード決済ができれば、事業者は販売機会を逃さずにすみ、お客様も読みたい書籍を泣く泣くあきらめずにすみます。

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11月が過ぎるともう年末の12月。クレジットカード決済を導入していると年末年始の書き入れ時にも、事業者とお客様双方にとって便利です。一足早くクレジットカード決済を導入してみてはいかがでしょうか。


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執筆は2018年9月27日時点の情報を参照しています。2019年5月15日、2020年7月1日に記事の一部情報を更新しました。
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