季節に合わせた集客のアイデアを~入梅の6月編~

一年の折り返しを迎える6月。祝日がなく梅雨とあいまって、外出や遠出の機会が減るという人もいるでしょう。一方、夏のボーナス支給で購買意欲の高まりも期待できます。

今回は、季節に合わせた集客のアイデアを~イベント盛りだくさんの5月編〜に続き、飲食店を中心に6月の集客アイデアを紹介します。

プロポーズの日(6月第1日曜日)

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ジューンブライド(June bride)という言葉があるように、6月に結婚式を挙げると生涯幸せな結婚生活を送れるといわれています。

参考:6月の結婚式「ジューンブライド」の意味と由来(株式会社日比谷花壇)

6月の第1日曜日は、プロポーズの日とされています。結婚間近のカップルをターゲットにしたサービスを展開してみてはいかがでしょうか。

たとえば、プロポーズしたいお客様のサポート企画。事前にお客様から希望をうかがい、食事中にプロポーズしやすいような雰囲気作りをサポートし、特別に花束を用意するのもよいでしょう。お店でのプロポーズが成功したら、そのお客様にとっては特別な思い出の残る場所になります。もしかしたら、毎年記念日に来店してくれるかもしれません。

時の記念日(6月10日)

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6月10日は、時の記念日です。671年に唐から伝えられた漏刻(ろうこく、水時計)を使って太鼓や鐘で時を知らせる「時の奏」を天智天皇がこの日に行ったことが由来だとされています。

参考: 時の記念日の由来は?(一般社団法人日本時計協会)

そこで、時間に関係するキャンペーンを企画してみてはいかがでしょうか。

ハッピーアワー
2018年の6月10日は日曜日です。普段、平日のみのハッピーアワーをこの日に限っては日曜日に行ってもよいかもしれません。

早期予約特典
「時の記念日」に合わせて、予約特典を設けてみてはいかがでしょうか。たとえば、1週間前までに予約を完了すれば、飲食代金から10%オフという早期予約特典を組み入れてもいいでしょう。

父の日(6月第3日曜日)

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父親をねぎらい、感謝をする父の日は、家族連れのお客様の集客に力を入れましょう。たとえば、父親を含めて家族で来たお客様にはドリンク1杯を無料でサービスしたり、デザートにわらび餅やアイスクリームなどをサービスしたりするのもよいでしょう。また、いつもは店頭に出していないお酒を取り寄せて、父の日限定のドリンクメニューとして提供するのもオススメです。

お客様が帰られる際にはお店からのプレゼントを用意してもいいでしょう。母の日のカーネーションに対して、父の日には黄色いバラが選ばれることが多いようです。

また、プレゼントにはギフトカードもオススメです。Square ギフトカードならプリペイド式なので、お客様は何度でもチャージして使い続けることができます。「せっかくなら、ギフトカードをもらったあのお店に行こう」とリピーター客になることも期待できます。お店オリジナルのデザインで作成できるため、ブランディングにも役立つでしょう。ぜひ導入を検討してみてください。

梅雨

例年5月中旬あたりから沖縄地方が梅雨入りし、6月末にもなると日本各地で本格的に梅雨入りとなります。梅雨のシーズンは湿度が高く、じめじめとし、気持ちがすっきりしない人もいるかもしれません。紫陽花やガラス細工などで店内のディスプレイに爽やかさをプラスして、明るい雰囲気でお客様を迎えましょう。

雨の日に来店するお客様のために、次のようなサービスを提供してみると顧客満足度の向上につながるかもしれません。

返却不要の傘
入店時は雨が降っていなかったのに、退店時には降っていることがあります。傘を持っていないお客様のために、無料の傘を準備しておくと親切です。

靴や衣類の乾燥
雨の中を歩いて、靴や衣類が濡れているお客様がいるかもしれません。スリッパに履き替えてもらい、食事の間に専用の乾燥機で靴を乾燥させます。退店時には乾いた靴をお返しするとお客様も気持ち良く帰宅できます。また、上着などの衣類は、拭き取り用のタオルなどを貸出しするのもよいでしょう。

雨の日限定割引
雨の中わざわざ来店したお客様に、感謝の気持ちを込めて「お会計から10%オフ」などのサービスを提供するのも良いでしょう。雨が降ってきたのを確認したら、LINE@のメッセージ配信機能を使ってお知らせしましょう。

また、湿度が高くなることで、気をつけたいのが衛生管理です。東京都で発生した食中毒の過去10年間の月別発生状況を見ると、6月は一年の中でも発生件数が多いことがわかります。飲食店経営者は、食中毒の発生防止をいつも以上に徹底しましょう。

参考:平成30年 東京都食中毒発生速報(東京都福祉保健局)

「飲食店における衛生管理のポイントとは」の記事もぜひ参考にしてみてください。

夏至

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夏至は1年のうちで一番昼の時間が長く、その後は冬至に向けて短くなっていきます。

参考:夏至(日本文化いろは事典)

2018年の夏至は6月21日です。夏至には20時から22時にかけて、電気を消してろうそくで過ごすキャンドルナイトイベントが各地で行われています。そこで、お店でもキャンドルナイトを行ってみてはいかがでしょうか。普段賑やかなお店なら、落ち着いてゆっくりと過ごすイベントはインパクトがあるかもしれません。

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執筆は2018年5月9日時点の情報を参照しています。
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