ECサイトにお客様を呼び込もう!すぐ取り組みたい集客のヒント 

ファッションアイテムや雑貨、書籍、食品だけでなく、旅行、映画、音楽などもインターネットで購入できる時代。ECサイトは消費者にとって、暮らしに欠かせない購買チャネルになっています。しかしながら、ECサイトを作れば、すぐに売り上げがあがるわけではありません。

今回は、ECサイトの集客のために、すぐ実行できる集客方法を紹介します。

市場が拡大するECサイト

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ECサイトは、インターネットを介して商品やサービスの売買ができるウェブサイトのことです。ECは「Electronic Commerce」の略で、「電子商取引」と訳されます。ショップサイト、オンラインショップなどと呼ばれることもあります。

かつては、ショップカートや決済システムなどをレンタルしたり、コストをかけてECサイトを構築したりしていましたが、今では、初期費用0円でECサイトが構築できるサービスも登場しています。小規模な店舗でも簡単にECサイトを利用して商品やサービスを販売できるようになりました。

情報通信白書によれば、ネットショッピングの利用率はこの10年で飛躍的に上昇し、全年代平均で約7割を超えています。中でも、60代以上の利用率は30代、20代以下の利用率を超え、高齢者はインターネットが苦手というイメージも壊れつつあります。

参考:平成27年版 情報通信白書(総務省)

さらに、近年はスマートフォンからの利用が増えており、ECサイトでの個人消費のうち28%を占めるようになりました。

参考:平成29年版 情報通信白書(総務省)

このような背景もあり、2017年のBtoC(企業対消費者)のECサイトでの取引規模は前年比9.1%増の16兆円でした。特に、スマートフォン経由のEC市場規模は前年比17.7%増の3兆90億円に成長しています。

参考:平成29年度電子商取引に関する市場調査(経済産業省)

また、一度ECサイトを利用した人に対する、今後の利用意向調査では、「今後利用が増える」「今後も利用が変わらない」という回答が98%で、その利便性をメリットに感じている消費者が多いこともわかります。

参考:ネットショッピングに関する実態調査(GMOリサーチ株式会社)

今後、まだまだ市場規模が拡大していく可能性が高い販売チャネルがECサイトです。近年はECサイトを多言語化し、海外をターゲットにした「越境ECサイト」も登場しています。「越境ECで世界へ!越境ECのメリットと導入の手順」の記事もぜひ参考にしてみてください。

ECサイト運用のメリット

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消費者にとっては、スマートフォンがあれば、興味をもったとき、すぐ検索して購入できる便利なツールがECサイトです。実店舗ではなく、ECサイトを運用するメリットは何でしょうか。

企業にとっては、販売機会の増加が主なメリットです。実店舗の商圏は、店舗周辺に限られますが、ECサイトは日本だけでなく、インターネット環境さえあれば、世界中の人にリーチすることができます。決済や配送の仕組みを整えておけば、海外在住の人に購入してもらえます。

また、コストを抑えて始められることもポイントです。サーバーや決済システムにコストが発生するとはいえ、店舗の賃料や従業員の人件費に比べれば安価でしょう。

さらに、時間の制限なく注文が受けられるという利点もあります。受注確認メールの自動送信や、クラウドの在庫管理システムを活用することで、お客様の好きなタイミングで購入できます。

大規模店舗はもちろん、コストや人的資源に制約が多い中小規模の店舗だからこそ、ECサイト運用のメリットは大きいといえます。

Squareが連携するパートナーのサービスを使えば、専門知識がなくても簡単にECサイトを作成できます。もちろん、Squareを使ったカード決済も受け付けられます。ぜひ導入を検討してみてください。

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ECサイトへの集客方法

メリットの多いECサイトですが、開設したからといってすぐにお客様が来てくれるわけではありません。ECサイトはインターネット上にたくさんあります。その中から、お客様に選んでもらい、購入してもらうためには、商品やターゲットに合わせたさまざまな工夫をしていく必要があります。

簡単な方法といえば、価格を下げることが挙げられます。似たようなものであれば、少しでも安いものを購入したい、というお客様のニーズに応えることにはなりますが、価格だけで競争するとなかなか売り上げが伸びない可能性があります。価格を下げすぎることなく、お客様に選んでもらう工夫が重要です。

ECサイトへの集客方法として、3種類を紹介します。

SEO(検索エンジン最適化)

SEO(検索エンジン最適化)による集客は、GoogleやYahooなどの検索エンジンで検索した際に、結果の上位に表示されるための工夫です。結果の1位に表示されるウェブサイトと2位に表示されたウェブサイトでは、クリック率が半分になるともいわれています。いかにして、検索結果の上位に表示されるかは、集客の大きなポイントになるでしょう。

SEOで重要なのは、ターゲット層がどんなキーワードで検索しているか、です。そのキーワードをウェブサイトのタイトルや文章、見出しなどに表示し、パンくずリストやサイトマップを作成して、ウェブサイトのつくりをわかりやすくしておくことも有効です。

最近では、SEOによる集客の方法として、コンテンツを逐一増やし、ブログを定期的に更新することでウェブサイトの情報を充実させる、コンテンツマーケティングも人気です。ECサイトのお客様になりそうな人が興味をもつ情報をたくさん掲載することで、ECサイトにお客さまを誘導します。集客につながるまでの時間はかかりますが、その効果は長く続き、リピーター増加にもつながります。

広告

ECサイトの集客に役立つ広告には、ポータルサイトに画像広告を表示する「バナー広告」や、検索結果ページにテキストで表示される「リスティング広告」、動画サイトで動画を配信する「動画広告」などがあります。比較的少額で始められるものもあり、多くのECサイトで活用されている手法でもあります。

最近では、FacebookやInstagramなどのソーシャルメディアの広告も重要になってきました。いずれも、年代や地域、興味があることなど、広告を表示させる対象者を絞り込んで、掲載することができます。結果がすぐに出て、効果がわかりやすい手法ですが、予算がなくなれば、効果はなくなる点がデメリットといえます。

ソーシャルメディア

ソーシャルメディアでの集客方法は、広告だけではありません。自社のソーシャルメディアを活用して、商品やサービスに関連する情報を発信することも、集客効果が高い方法です。ソーシャルメディアは、コミュニケーションが大切です。有用な情報やユーザーが興味をもちそうな情報を、こまめに、継続して発信し、お客様とメッセージやコメントなどでコミュニケーションを取り、関係性を作るのがポイントです。

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執筆は2018年7月6日時点の情報を参照しています。
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