お寺や神社で増加中!?クレジットカード決済導入

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観光名所としても人気のあるお寺や神社で、クレジットカード決済を導入するケースが増えています。歴史と伝統を有し、現代的なテクノロジーからは離れた存在のように感じられるお寺や神社ですが、時代の流れと共に減少する参拝客を食い止めるため多様なアイデアを実践しています。インバウンド需要で増える訪日外国人から要望の高い、参拝料や初穂料のカード決済もその一つです。

今回はお寺や神社の状況と、カード決済導入のメリットなどを説明します。

氏子や檀家が減少、経営に苦戦するお寺や神社

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お寺や神社は従来、日常的なお参り、正月や七五三などの行事での参拝、冠婚葬祭など、日々の生活に欠かせない存在でした。しかしライフスタイルの現代化に伴って、存在感が徐々に薄れ、人々の寺社離れが加速しています。

そのため、大幅な黒字経営をしているのはごく一部といわれ、ほとんどのお寺や神社は経営難に苦しんでいることがたびたび報道されています。先祖から受け継ぎ守ってきたお寺や神社を維持していくために、社の建つ土地の一部を貸し出したり、月極め駐車場を作って収入を確保したり、中には神主や僧侶が副業を持ちダブルインカムにより経営を維持している例もあります。

神道や仏教のための施設とはいえ、お寺も神社も経営戦略を考えなくてはいけない時代に直面しているのです。

参考:知られざる神社の台所事情(NHK 生活情報ブログ)

生き残り策としての参拝客対応

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お寺や神社も人を雇用し、社や施設が老朽化に伴う改修を行うなど、運営にはそれなりに経費がかかります。そこで見直されているのが、旅行者を含む参拝客への対応の在り方です。

お寺や神社のお守りやお札などの授与品などを含む、参拝客へのサービスの見直しが今、個々のお寺や神社において進められています。

授与品の魅力をアピール

神事・仏事、冠婚葬祭を執り行うだけがお寺や神社の役割ではありません。土地を守り、訪れるすべての人と神仏のご利益を分かち合うのもお寺や神社の重要な役目です。お守りやお札、絵馬などの授与品(参拝記念品)、お神酒やお供物の撤饌(てっせん)(神仏に供えたものをお下がりとして分けてもらうもの)、正月の破魔矢などの縁起物を授受することは、参拝客にとってはご利益を分けてもらうことでもあります。

最近では、既存の参拝記念品のデザインや種類を変更したり増やしたりすることで、お寺や神社の魅力をアピールする取り組みが日本各地で行われています。ターゲットの性別や年齢を意識し、人気のキャラクターやアニメ・漫画とコラボレーションしたお守り、財布に入れて携帯しやすいカード型やストラップタイプのお守り、ブレスレットとして身に付けられるお守り、土地の名物をかたどったお守りなど、従来のイメージとは大きく異なる親しみやすいものが多く登場しています。現代人の装いやライフスタイルに合った形態にアレンジしたことで、お寺や神社が遠い存在になっていた若者にも受け入れられ、お守りの存在感もアップしました。

インターネットの普及により、ソーシャルメディアやブログなどで珍しいお守りの存在が知られ、縁結びや学問成就といったお守りのご利益と現代的なデザイン性が相乗効果となって新たな参拝者を獲得しています。

参考:栃木 宇都宮二荒山神社でサッカーお守り(2018年6月19日、朝日新聞)

「ご朱印集め」のブーム

お寺や神社ごとで異なるご朱印をご朱印帳にもらうために参拝することが主に女性を中心に、ここ数年のブームとなっています。近年では旅行の途中でお寺や神社に立ち寄るだけでなく、参拝そのものを目的としたツアーも人気となっています。一方でこうしたトレンドは「ご朱印帳のオークション取り引き」といった行為も生み出していますが、同時にお寺や神社への認識を新たにしてもらうきっかけを作り出してもいます。

トレンドを意識して新たな参拝客を獲得することは、寺社の経営にも大きく貢献し、地域社会だけでなく遠方から訪れる旅行者向けにもお寺や神社の存在感を示す絶好のチャンスといえるでしょう。

参考:【ご朱印巡り】SNSで話題のアートなご朱印をいただくために愛知県津島市へ!(2017年12月26日、NewsWalker)

増える外国人旅行者への対応

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いつの時代もお寺や神社では、参拝記念品の授与だけではなくお払いや祈祷、お賽銭を通して、神仏の持つ力の恩恵を受けるということも行われています。仏教や神道を肌で体験できるものとして、海外からの観光客にも旅行の目的の一つとして知られています。古くからある日本のお寺や神社は、外国人にとって建築や庭園、参拝スタイルなどすべてが新鮮で興味深いものです。

インターネット上での情報の広がりにより、海外からの旅行者が増え、お寺や神社への参拝者も増加傾向にあります。小売店や宿泊施設、交通機関だけでなく、お寺や神社でもウェブサイトや構内の案内の多言語化を進めることで、世界中から来た人が快適に過ごせるような配慮が求められています。海外ではメジャーな観光施設などでは多言語によるパンフレットや音声ガイドの導入が進んでいることもあり、日本もツールを活用したボーダレスな対応の必要性が増しているといえるでしょう。

スマホやタブレットでカード決済を受け付ける

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進むクレジットカード決済対応

言語対応と並んで対応が急がれているのが、支払方法の多様化です。現金社会といわれる日本に対して、海外ではカード決済の普及により日本とは逆に現金をあまり持たないという文化も存在します。そのため、訪日外国人にとって大きな悩みのタネとなるのが、滞在先や訪問先で「カード決済を受け付けてもらえない」という事態です。

日本でも、特に観光スポットとしても人気なお寺や神社でのクレジットカード決済への対応がニュースなどで話題に上っています。カード決済端末を導入することで、現金がない場合でもクレジットカードで参拝料や初穂料の支払いが可能になり、訪れる人の利便性を向上させ、ストレスのない参拝が可能になります。

参考:カード支払いが多様に 増える外国人客に対応(2017年10月30日、産経新聞)

日本クレジットカード協会による調査では、小売店などの店頭に「クレジットカード決済対応」の表示がある場合、訪日外国人を集客しやすくなることや、クレジットカード利用者においては現金の場合より1人あたりの利用額が大きくなる傾向があることがわかっています。

もちろん、カード決済への対応は外国人のみならず日本人にとっても有効です。旅行先などで多額の現金を持ち歩きたくない場合や、手持ちの現金を切らしてしまった場合も、クレジットカードを使えるという安心感は旅行の快適さにつながります。こうしたリサーチ結果からも、カード決済への対応は、お寺や神社のケースでも参拝者と双方にメリットのあるサービスといえるでしょう。

参考:観光立国実現に向けたクレジットカード業界としての取り組み(日本クレジットカード協会)

時代に合わせて参拝客の需要を理解し、カード決済対応などによる利便性の改善を重ね、若年層や外国人も含めた参拝客を継続的に獲得していくことで、人々の心の拠り所としてのお寺や神社の役割を現代でも果たしやすくなると考えられます。先駆的な取り組みをしている全国のお寺や神社を参考に、参拝客のための変革の一歩を踏み出してみましょう。

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執筆は2018年11月27日時点の情報を参照しています。
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