ニッチ・ビジネスのメリットと成功のためのポイントとは

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起業やビジネスアイデアを検討するにあたり、まず「どの分野でどんな事業を展開していくのか」という点について考える人が多いのではないでしょうか。事業分野は後の成長や継続的発展にも関わる大事な点です。

今回は、ニッチな分野でビジネスを展開する「ニッチ・ビジネス」のメリットや注意点を説明します。

ニッチ・ビジネスとは

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「ニッチ」は、「すきま」を意味します。大多数のユーザーではなく、ごく一部のユーザーにとっては魅力的な特定のジャンルに焦点を当て、ビジネスを展開していくのが、ニッチ・ビジネスです。

特定の範囲に絞ることで、狭いながらもニーズのある市場でシェアを広め、市場における優位性を狙います。特定のニーズを持つユーザーからの支持を獲得することが、他社にはない強みになります。

ニッチな市場を狙うメリット

ビジネスにおいてニッチな市場を狙うのには、いくつかのメリットがあります。一つ目は、狭い範囲を専門領域にすることで、大手企業に負けない強みが持てることです。既存の大手企業は幅広いユーザーをターゲットにする一方で、すべてのユーザーのニーズをカバーできるとは限りません。より専門的な分野を掘り下げることで、大手企業が囲い込めなかったユーザーを顧客にするチャンスになります。

「この分野ならここに頼もう」といった形で、ユーザーから一目置かれ、長くビジネスを続けていける可能性があります。

二つ目のメリットは、限りある資源を有効に活用できることです。中小企業やスタートアップ企業の場合、既存の大手企業と比較すると、資金や人材などでどうしても勝てない場合が多いです。分野を狭めることで、限りある資源を戦略的かつ有効に投入することができます。

三つ目のメリットは、ニッチな分野に集中して戦略的に事業展開することで、これまではニッチだった分野を人気分野へと押し上げる可能性があることです。これまでニーズがないと思われていた分野を、爆発的な人気を集めるジャンルへと変貌させる可能性もあり、ビジネスを手掛けるうえで大きなやりがいにもなります。

ニッチ・ビジネスは、特にベンチャー企業など創業して日の浅い企業が、戦略的に成功を目指すために用いる手法として知られています。創業年数や企業の規模で老舗や大手企業と互角に戦うことが難しいからこそ、「ニッチ・ビジネス」に注目すべきともいえます。

ニッチ戦略をとる際のポイント

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ニッチな分野に焦点を当て、戦略的にビジネス展開をする場合に押さえておきたいポイントを四つにまとめてご紹介します。

本当に需要があるのかどうかを見極める

ニッチ・ビジネスで一番重要なのは、どの分野を選ぶかというところです。目の付け所の良し悪しによって、その後の成功が左右されるともいえます。現在は市場が小さいけれど、数年後には注目を集める・流行する可能性があるなど、時流にもポイントを置きながら見極めます。

また、投入資金や売上予想も分野を選定するポイントになってきます。自社が投入できる資金と回収できる資金を考えながら、分野を選定しましょう。

リピーターを生み出せるか

一度の購入だけで終わらない、リピーターを獲得できる分野かどうかも大切です。コアなユーザーからの高い評価を得られれば、購入が継続する確率が高くなると考えられます。「この商品ならこの会社」というイメージができあがれば、口コミなどで購入者もじわじわと増えていくでしょう。

流行の分野は、リピーターを生み出せるかどうかが判断の難しいところでもあります。時流を見極めながら、同じ分野で販売手法や類似商品などを少しずつ変化させながら事業展開していくのも効果的です。

ニッチな分野で成功するビジネスモデルが構築できるか

ニッチな分野で売り上げを伸ばすためには、ビジネスモデルを整備する必要があります。選定した分野で自社の技術や営業手法が生かせるのか、販売経路が確保できるのか、何を売りに展開していくのかなどを整理し、見極めていくことが重要です。

現存の競合他社をリサーチ

ニッチ・ビジネスであっても、大なり小なり競合他社が存在します。現在参入している企業はもちろんのこと、近々参入予定の企業についてもリサーチは必須です。競合他社と比較してどれくらい優位なのか、どういったポイントで自社の強みを生かすことができるのかをチェックしてみましょう。

競合他社は、規模が小さければ「勝てる」とは限りません。それぞれの企業の強み、自社との類似性の有無なども確認します。

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ニッチ・ビジネスの注意点

ニッチ・ビジネスは、それほど長い時間やコストをかけずとも事業を大きく発展させる可能性を秘めています。一方で、効果的に進めていかないと、事業の伸び悩みという課題にぶつかるおそれがあります。

最後にニッチ・ビジネスにおける注意点をみていきましょう。

事業領域を狭く・固定しすぎない

ニッチ・ビジネスは狭い分野だからこそ、その分野のユーザーから評価を得て成長していける魅力があります。しかし、狭すぎると、思ったような成長・集客を見込めない可能性もあります。

将来的に売れる・市場が拡大していくなどのポイントをつかむ嗅覚が非常に重要になってきます。万が一、事業展開した分野の規模が年々縮小するようなら、「成長性のない分野に財源を投入しただけ」になってしまいます。

ニッチ・ビジネスで成功した勢いで他の市場に手を出し過ぎない

ニッチな分野で成功したからといって、大手企業なども積極的に展開する規模の大きい市場へ参入するなど、一気に別の分野に資金投入をするのはリスキーといえます。ニッチな分野で獲得したユーザーからの信頼を失わないように、他分野への進出は慎重に行ったほうが良いかもしれません。

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執筆は2019年1月16日時点の情報を参照しています。
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