起業に必要な原動力!起業家精神について

以前、起業準備を楽にする、場所とツール選びのすすめの記事で起業に必要な環境を整えるために役立つ情報を紹介しました。

今回は、起業家にとって大切な起業家精神について紹介します。これから起業しようとしている方はもちろん、すでに起業している方も改めて振り返ってみてはいかがでしょうか。

起業家精神とは

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まず、起業家の定義を振り返ってみましょう。似たような言葉として、企業家を挙げる方もいるのではないでしょうか。起業家企業家の違いについては、企業家は、新しく企業を立ち上げ、その経営を行っている人を指す一方、起業家は、新たな事業を起こす人という考え方があります。起業家精神は、英語ではEntrepreneurship(アントレプレナーシップ)と言います。起業を目指す学生が多く集うビジネススクールのMBA(経営学修士、Master of Business Administration)のプログラムではEntrepreneurshipの授業を行なうことも多いようです。それほど起業家精神は起業家にとって重要な意味を持つと考えられているのでしょう。

経済産業省の調査によると、日本は起業活動が他国と比較して盛んとは言えず、人々の起業家精神の育成が経済活性の重要課題とされています。

参考: 平成27年度 起業・ベンチャーに関わる調査 起業家精神に関する調査 報告書(株式会社野村総合研究所 経済産業省委託調査)

起業家精神を持っている人の特徴

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起業家精神を持っている人にはどのような特徴が見られるのでしょうか。その特徴は事業や周囲の状況、時代によっても異なります。ある人は「起業家精神は生まれ持った資質である」と言うのに対し、別の人は「起業家精神は努力で身につけることが出来る」と言うかもしれません。起業家精神を持っている人の特徴を次の通り挙げてみます。

責任感

起業家は新規事業創出に関わるあらゆることに対して責任を持つ必要があります。起業したてなら、人材を採用するまでは事務手続きや営業活動、マーケティングなども全て一人で行わなくてはなりません。もちろん、失敗したときも責任は起業した本人にあります。時には理不尽なことや受け入れがたいと感じられることもあるでしょう。他人や環境のせいにすることなく、全ての経験や結果を糧にすることが大切です。「失敗を失敗のままで終わらせない」「どうしたらうまく行くのか」と試行錯誤しながら、新たな事業を起こすという目標に向かっていくことが起業家には求められます。

柔軟性

社会や消費者のニーズは常に変化するものです。起業家には変化に対応する柔軟性が求められます。時には妥協しなければならないこともあるかもしれません。新たな事業を世に送り出すという目標のために、計画や手段を臨機応変に変更することが必要です。ただし、自分の信念など絶対に譲ることができないものは最後まで守り通すことも大切でしょう。

冒険心

新たな事業を起こす起業家には、冒険心が必要と言えます。未知の分野に挑戦したり、不可能を可能にしようとする時、イノベーションは起こるのではないでしょうか。さまざまなことに興味を持ち、問題意識を持ちながら学び続け、既存の枠組みに捉われずに挑戦することが起業家には求められます。

行動力

せっかく良いアイデアを思いついたり、タイミングに恵まれたりしても、実際に行動を起こさなければ事業は計画のまま終わってしまいます。また、情報収集だけでなく行動してさまざまな経験をしなければ、思いつくことができないアイデアもたくさんあります。夢を実現させるには行動することが大切です。起業家精神には行動力も含まれていると言えるのではないでしょうか。

情熱

「何が何でもこの事業を立ち上げる」という情熱によって、先に述べた「責任感」「柔軟性」「冒険心」「行動力」は活性化すると考えられます。また、起こした事業が軌道に乗るには長い期間を要することもあります。そのような場合、情熱こそが起業家のモチベーションを維持するエネルギーとなるのではないでしょうか。

しかしながら、起業家も人間です。どうしても情熱を保ち続けることができない、やる気が出ない時もあるでしょう。そのような時は、リフレッシュとして何もしない時間を作ったり、いつもと違うことをしてみたりしませんか。また、起業を決意した頃に書いた日記などを読み返して初心を振り返ってみても良いかもしれません。

やる気が出ない経営者が試すことの記事もぜひ参考にしてみてください。

起業家だけではない!

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起業家精神とは起業家だけでなく、組織に属する人も持って然るべきだという考えもあります。起業家精神の何を重視するかは人それぞれですが、変化のスピードが速い現代では起業家精神は立場に関わらず多くの人たちにとって必要と言うことも出来るでしょう。

起業家精神について、この機会にじっくりと考えてはどうでしょうか。

執筆は2017年10月27日時点の情報を参照しています。
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