オンライン診療にクレジットカード決済

数年前までは医師法の「無診察治療の禁止」によって、オンライン診療は法的に実施が難しいものでした。一方、情報処理技術の向上や、高速大容量の通信インフラの普及、さらに忙しい現代人の診療ニーズ、高齢化や医師不足といった社会的背景ともあいまって、近年オンライン診療に関するルールの整備が進んでいます。

オンライン診療の現状

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オンライン診療とは、パソコンやスマートフォンを使ってオンラインで患者の診察を行うことです。遠隔診療と呼ばれることもあります。

オンライン診療は近年注目を集める診療方式ですが、1948年に施行された医師法第20条との兼ね合いから現在ルール整備が進められています。「無診察治療の禁止」と呼ばれる第20条では以下のように定めています。

医師は、自ら診察しないで治療をし、若しくは診断書若しくは処方せんを交付し、自ら出産に立ち会わないで出生証明書若しくは死産証書を交付し、又は自ら検案をしないで検案書を交付してはならない。但し、診療中の患者が受診後24時間以内に死亡した場合に交付する死亡診断書については、この限りでない。

参考:医師法(e-Gov)

法律ができてから約70年経ち、インターネットやコンピューター、スマートフォンといった情報通信機器が広く普及し、時代に合わせてルールも変わろうとしています。

背景にはインフラが整ったことと合わせて、現代人の多忙さや、病院や医師にアクセスしにくい地域の存在、医師不足、医師の激務の問題などがあります。

厚生労働省からは「オンライン診療の適切な実施に関する指針」という資料が発表されました。また、実際に患者の診療に携わる臨床医がオンライン診療の知見を共有する日本オンライン診療研究会もガイドラインの整備を進めています。

参考:
オンライン診療の適切な実施に関する指針(厚 生 労 働 省)
臨床におけるオンライン診療の手引き(日本オンライン診療研究会)

2015年の厚生労働省の通達をきっかけに事実上オンライン診療が解禁され、2018年にはオンライン診療が一部保険の適用対象となったことから、今後ますますオンライン診療が普及することが考えられます。

参考:情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)について(厚生労働省)
広がるオンライン診療 通院回数減って楽に、保険適用も(2018年9月26日、朝日新聞)

オンライン診療のメリット・デメリット

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広がりが期待されるオンライン診療ですが、患者と医療機関双方にとってどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

患者側のメリット・デメリット

多忙でなかなか病院に出向いて診療を受けられない、近隣に病院がないという患者にとって、コンピューターやスマートフォンを操作して医師の診断や治療を受けられるオンライン診療のメリットは大きいでしょう。忙しさや億劫さから受診をためらったり、病気を放置したりして悪化してしまうのを防げます。

また、在宅ケアを受けていて医師が往診に来るケースでも、症状に不安があるときに医師の訪問を待たずに診療を依頼できると安心です。

診療はスマートフォンなどから予約ができ、また薬が必要な場合は診療後に薬や処方箋が自宅に届きます。

便利なオンライン診療ですが、対面での診療と比べて、症状を伝えにくいといった不自由さもなくはありません。かかりつけの病院や医師をみつけて信頼関係を築いた上で、対面での診療も受けながら、オンライン診療を併用するのが理想的です。また、お年寄りなど、普段からインターネットやスマートフォンを使いなれていない患者の場合、オンライン診療のシステムを使いこなすのが難しく、周囲の手助けが必要になることもあります。

病院側のメリット・デメリット

オンライン診療を導入することで、病院側では診療の予定を整理しやすくなります。医師も効率的に診療にあたることができ、激務解消にもつながるかもしれません。電話で予約を受け付けるといった事務にまつわるコストの削減も期待できます。

一方で、対面での診察によるにおい、触感といった感覚情報を得られないため、診断に必要な情報が十分得られないおそれがあります。患者だけでなく、医師や病院にとっても、定期的な対面での診断は重要といえます。

また、病院側ではオンライン診療のためのシステムを新たに導入することとなり、システムの導入費用や維持費用がかかります。さらにより多くのデータをオンラインで扱うことになることからセキュリティー対策も万全を期す必要があります。

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オンライン診療を導入するには?クレジットカード決済のメリット

患者と医療機関双方にオンラインになるデバイスがあればオンライン診療は可能ですが、セキュリティー対策やデータの取り扱い、予約管理などが扱えるシステムを導入する病院が多いかもしれません。2015年の事実上の解禁以降、次々とオンライン診療向けのアプリが登場しています。

支払いには事前登録したクレジットカードが利用されることが多いようです。診療費の未払いは医療機関の経営にとって大きな課題ですが、クレジットカード決済で未払いを防ぎ、請求の負担を軽くすることができます。

Squareなら、患者のメールアドレスさえ分かれば、メールで請求書を送れます。請求書をメールで受け取った患者が、メール画面からクレジットカード支払いができます。また、オンライン診療後、患者に確認をしながら、病院側でカード情報をリアルタイムで直接入力し、その場で決済を完了させることができる機能もあります。請求書よりも、素早く料金を回収できる点がメリットです。

対面診療でクレジットカードを導入していないという医療機関ではオンライン診療システムの導入と合わせて全面的にクレジットカードの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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執筆は2018年12月12日時点の情報を参照しています。
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