コワーキングスペースの集客アドバイス

インターネット環境の整備や仕事に利用できる飲食店の増加、またオフィス以外で働くリモートワークの普及、フリーランスや起業を選ぶ人が増えるなど、多様なワークスタイルが広がっています。

このような流れの中、自宅や職場とは別のサードプレイスとして注目されているのが、コワーキングスペースです。さまざまな人が同じ空間を共有するコワーキングスペースを仕事場として利用する動きが広がっています。企業が運営するコワーキングスペースのほか、自治体などによるコワーキングスペースもあります。IT関連の仕事をしている人の利用が多いようですが、ターゲットをクリエイターやワーキングマザーなど特定の層にしぼったコワーキングスペースも出てきています。

日本を含めて世界中でコワーキングスペースは増加しているようです。コワーキングスペースが普及している背景には、組織に属さず仕事をする人たちが増えていることや、一人で仕事をする孤独感を解消したい、新しいアイデアにつながるネットワークを構築したいといったニーズがあるようです。

今回はコワーキングスペースの集客のヒントを紹介します。

集客のポイントは「つながり」

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コワーキングスペース以外にも、Wi-Fiや電源が使えるカフェで仕事をする人は多いのではないでしょうか。カフェで色々な世代の人がノートパソコンを開いてコーヒーを片手に座っている光景を目にすることも少なくありません。

仕事ができる場所という点ではコワーキングスペースと似た面もありますが、コワーキングスペースの最大の利点は利用者同士の出会いやビジネスの相談ができる専門家が常駐しているなど、人と人とのつながりがあるところではないでしょうか。これは集客にあたってアピールできるポイントになります。

利用者同士をつなげる

利用者同士は日々コワーキングスペースに来ることで顔見知りになりますが、じっくり話す機会はあまりないかもしれません。イベントを開催し、より交流を深めるチャンスを提供しましょう。利用者のスキルアップにつながるような勉強会やワークショップのほか、ざっくばらんな昼食会、クリスマスといった行事に合わせたパーティーを催すのもオススメです。どのようなイベントを開催したらよいか利用者の声を聞いてみるのもひとつの手です。

利用者と専門家をつなげる

コワーキングスペースの利用者と、弁護士や税理士、公認会計士などの専門家や、起業を経験している人との出会いを提供するのもひとつの方法です。コワーキングスペースを利用するフリーランサーや事業を立ち上げたばかりの起業家はいわばひとりで経営している状態です。

事業に不可欠な税務や法務といった分野で信頼のおける専門家に疑問や悩みを相談したい、融資を受けるための事業計画書にアドバイスをもらいたいといったニーズも少なくないでしょう。資金調達計画をブラッシュアップしたり、プレゼンテーションのトレーニングを受けたりしたいという人もいるかもしれません。このような利用者のニーズと専門家をつなぐことはコワーキングスペースの付加価値として集客に貢献します。

独自の魅力をつくる

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利用者同士のコミュニケーションを促したり、専門家と利用者をつなげたりする以外には、独自の魅力で集客をするという方法もあります。一風変わった切り口で集めた本が読めるライブラリーや、試作品づくりに必要な3Dプリンターや工具の提供など、ほかのコワーキングスペースにはない環境を整備することも集客につながります。

人と人とのつながりや出会いの創出、ユニークな設備は、潜在顧客にアピールできるだけでなく、既存の利用者の満足度を向上させ、口コミによる集客につながる可能性があります。

ソーシャルメディアの活用

コワーキングスペースの魅力を伝えるにはソーシャルメディアの存在が欠かせません。写真とともに日々の様子を伝えることで利用したいと思う人が出てくる可能性もありまし、イベントやセミナーの告知にも役立ちます。また、既存の利用者にも最新の情報を伝えられます。

スマートな支払い

料金体系に関しては、1回の利用ごとに支払うビジター料金と、継続して利用する場合のメンバーズ料金を用意していることが多いのではないでしょうか。たとえば、Squareの無料アカウントを作成すると、Square 請求書を利用した請求書の定期送信はもちろん、クレジットカード情報の保存に同意した利用者には継続課金を行えるようになります。

請求書の支払い状況はスマートフォンやパソコンからオンラインで確認できます。さらにクレジットカードで支払われた料金は最短で翌日に入金されるので、資金繰りの面でもメリットがあります。

Square 請求書は何通でも無料で送れるうえ、支払いに関する注意点を記載できるカスタムフィールドの追加など、細かなカスタマイズができる有料プラン(Square 請求書 Plus)の用意もあります。詳しくはこちらをご確認ください。

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コワーキングスペースを活気ある場にするためには、定期的な利用者の存在が欠かせません。月額料金を簡単に支払えるのは、利用者の満足度向上にもつながるでしょう。

執筆は2018年4月16日時点の情報を参照しています。2021年9月24日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash