大きなやりがいを感じる、ベビーシッターになるには

小さな子どもがいる家庭にとって、定員超過などのため保育園に入れることができない待機児童問題は深刻な問題です。そのような中、ベビーシッターに子どもを預けることが解決方法の一つとして注目されているようです。

参考:東京23区、自治体によるベビーシッター事業広がる - 認可保育園と同額で(マイナビニュース)

今回は、これからベビーシッターになろうと考えている方に役立つ情報を紹介します。

ベビーシッターサービスを始めるために

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現在、ベビーシッターとして働くためには特に国家資格などは必要ありません。働き方としては、ベビーシッター専門の派遣会社に登録したり、個人事業主として開業したりすることが考えられます。個人事業主として開業する場合は、通常の開業手続きを税務署で行うことと、各都道府県に届け出を提出することが必要です。

実際に手続きをする際には、税務署や各都道府県から提供される情報を確認しながら進めましょう。

参考
[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続(国税庁)

認可外の居宅訪問型保育事業(いわゆるベビーシッター業)が届出及び指導監督の対象となりました(東京都福祉保健局)

ベビーシッターは保護者から大切な子どもをお預かりするとても責任の重い仕事です。「子どもが大好き」という想いの他にも、多くのことが求められます。ベビーシッターに求められる能力を挙げてみます。

コミュニケーション能力

ベビーシッターには、高いコミュニケーション能力が求められます。

まず、保護者とベビーシッターの間には信頼関係が必須です。大切な子どもを預けること、人を自宅に入れることなど、ベビーシッターサービスを利用することに不安を感じる保護者も多いでしょう。信頼関係の構築には、円滑なコミュニケーションが必要です。子どもの性格や好みなどの保護者からのリクエストに応じるだけでなく、子どもを預かっている時に感じた発見や変化を細かに報告するなど、保護者の不安を解消できるように情報共有を積極的に行いましょう。

ベビーシッターは、子どもとのコミュニケーションにも長けている必要があります。幼い子どもは、自分の言いたいことを表現することが難しいかもしれません。「お腹が痛い」「喉が渇いた」など、幼い子どもが求めることを理解しながら対応する必要があります。また、ベビーシッターは他人の子どもを相手にする仕事です。たとえば、子どもが壁に落書きした時、自分の子どもだったら叱れても、他人の子どもに同じように対応できますか。このような時の対応方法も事前に保護者と取り決めておくことも大切です。

親しみやすさ

ベビーシッターは、さまざまな個性を持った子どもを預かります。そのため、子どもと過ごすことが好きで、明るく親しみやすい雰囲気で子どもに接することのできる人に向いている仕事と言えます。

安全能力

幼い子どもは思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。たとえば、少し目を離した隙に火元に近づいたり、ベランダの柵を越えようとしたりすることがあるかもしれません。常に子どもから目を離さずトラブルを防ぐことはもちろん、万が一トラブルが起きた際の対応能力も求められます。

経験

ベビーシッターに子育ての経験は必須ではありません。やる気があれば経験のない人でもベビーシッターになることはできます。しかしながら、大切な子どもを預けるには経験と知識が揃っているベビーシッターの方が安心と感じる保護者もいるでしょう。

保育士や幼稚園教諭、病児保育に対応できる看護師などの資格を持っている人は、資格を活かすことができるでしょう。また、幼児教育に熱心な保護者にとっては、英会話、ピアノ、リトミックなど「子育て+α」の経験を持っているベビーシッターを希望する場合もあります。さまざまな経験を活かせるのがベビーシッターと言えるのではないでしょうか。

準備

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集客方法

独自でウェブサイトを作成したり、Facebookなどのソーシャルメディアを活用して集客することも可能です。また、訪問するエリアを決めている場合はチラシ集客も効果的でしょう。チラシ集客のコツの記事もぜひ参考にしてください。

プロフィール

どのような集客方法であっても、プロフィール作成には力を入れましょう。どんな人物かわからないままベビーシッターに大切な子どもを預けようとする保護者はなかなかいないでしょう。プロフィールに記載する項目の例を挙げます。

・顔写真
・訪問可能なエリア、最寄り駅
・訪問可能な曜日、時間帯
・希望時給
・対応可能な子どもの年齢層
・資格(保育士、看護師など)
・喫煙習慣の有無
・ペットアレルギーの有無
・アピールコメント

子どもを預ける保護者の立場になって、「自分の子どもを預ける時にどのようなことを知りたいか」を考えながら作成しましょう。

リピーター客になってもらうために

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毎回異なるベビーシッターに子どもを任せることに不安を感じる保護者もいるでしょう。子どもや保護者にとって信頼できるベビーシッターには、再度依頼をしたいのではないでしょうか。

プリペイドカード

ご利用いただいたお客様に会員証の代わりに、プリペイドカードをお渡ししてはどうでしょうか。プリペイド式なのでお客様は何度でもチャージして利用することができます。また、プレゼントとして活用してもらうことで、お客様の知人で子どもがいる家庭でもご利用いただける可能性があります。

プリペイドカードは使い方によって、リピーター客と新規顧客獲得のどちらにも活用できます。

信頼関係

利用するお客様が増えてきたらSquare 顧客リストを活用しましょう。子どもの性格や特徴、保護者との会話などをメモに残しておくことによって、それぞれの子どもや家庭に合わせたサービスを提供することができます。ちょっとした工夫の積み重ねで信頼関係を構築していきましょう。

責任が大きい分、やりがいのあるベビーシッター。ぜひ参考にしてください。

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執筆は2017年11月9日時点の情報を参照しています。
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