2019年第3四半期決算

2019年11月7日

下記は2019年11月6日(米国東部標準時間)に開示されたSquare, Inc.の2019年第3四半期のShareholder Letterの業績ハイライトの抄訳です。原文と併せてご確認ください。Shareholder Letter以外の資料は、投資家向けサイトでご確認ください。

ハイライト

当社は2019年第3四半期において引き続き大幅に収益を拡大しています。総純収益は前年同期比44%増、調整後収益は前年同期比40%増となりました。Caviarを除くと、総純収益は前年同期比45%増、調整後収益は前年同期比43%増となります。

加盟店向けサービスのエコシステムは収益に大きく貢献をしており、2019年は全体の調整後EBITDAマージンの30%近くを占めると予想されます。この収益性と投資回収期間が3〜4四半期であることを踏まえ、GO TO MARKET(市場開拓)戦略に対して投資を増やし、さらなる成長を促していきます。

株式投資に対するハードルを下げ、投資の概念を変えるべく、「Cash App」の利用者が端株の購入ができるサービスの提供をはじめました。「Cash App」は送金、支払、貯金だけでなく、新たに投資が簡単にできるようになり、差別化されたサービスを利用者に提供し、独自のエコシステムを築いています。2019年第3四半期における「Cash App」の総純収益は3.07億ドル、ビットコインを除くと前年同期比115%増の1.59億ドルの純収益となりました。

株主のみなさまへ

当社は2019年第3四半期において引き続き収益を大幅に拡大し、長期的な成長に向けて投資をしています。総純収益は前年同期比44%増の12.7億ドル、調整後収益は前年同期比40%増の6.02億ドルとなりました。売上総利益は前年同期比42%増の5億ドルでした。純利益は、2018年第3四半期の2,000万ドルに対して、今期は2,900万ドルとなりました。Eventbrite社への投資の時価評価による影響を除くと、純損益は2018年第3四半期が純損失1,700万ドルだったのに対し、今期は純利益2,700万ドルでした。調整後EBITDAは前年同期比85%増の1.31億ドルとなりました。

Caviarの売却について
当社は10月31日にフードデリバリーサービスCaviarの事業売却を完了しました。Caviarを除くと、2019年第3四半期の総純収益は前年同期比45%増、調整後収益は前年同期比43%増となります。当社の2019年第1四半期から第3四半期の成長率は、Caviar事業を除くと、総純収益が約1%、調整後収益が約2%、調整後EBITDAマージンが約2.1%、前年と比べて改善します。

表紙、P.3
オグデン・ラプターズ(マイナーリーグ)は、Square POSレジ、Square Online Store、Square Photo Studio、Order Manager、Square Payroll、Square Stand、Square Register、Square Terminalを活用しています。

P.5
オグデン・ラプターズ(ユタ州オグデン)
オーナー/社長
Dave Baggott

ATMの列に並んで、その後売店の列にも並ばなければならないのが面倒で、球場に来るファンが何も買わずに帰ることがよくありました。この課題がSquareですごくシンプルに解決できました。オンラインストアを作ったので、ファンはシートに座ったまま商品をオーダーできます。ファンが便利になることは、球場にとっても良いことです。Squareのおかげで商品の在庫状況が把握できるので、次の試合に向けてより正確な需要予測ができるようになりました。

P.14
The Gingered Peach (ニュージャージー州ローレンスビル)
オーナー
Joanne Canady Brown

8年前に自分のお店「The Peach」を始めました。私のクレジットスコアは高いし、事業計画は堅実、経済学の学士も持っています。レストランで10年以上働き、3年新規開業店に関わった経験もあって、私のお店は大成功しているのに、一度も銀行から融資を受けられず、Square Capitalから融資を受けるまでは、自力でお店をやっていくしかありませんでした。Square Capitalで借りた資金を返済してから1年後には、お店で製造できる量を約二倍にまで増やせました。