【Squareにおまかせ! POSレジアプリ】POSレジとは

▶︎この記事では、POSレジとは何か、POSレジのメリット、モバイルPOSレジについて紹介しています。

POSレジって何?

従来のキャッシュレジスターは、あくまでも手書き伝票に書かれた値段を打ち込み合計額を出す、現金を保管する、などが主な役割でした。たとえばレジ内にある現金を計算するのは、従業員や経営者の役目。毎朝開店前に札束や小銭を数え、記録用紙に記入する必要がありました。開店前に限らず、営業中もこまめに記録用紙を更新し、閉店後には1日の売上額とズレがないか確認しなければいけませんでした。このようなことから「現金管理は手間のかかるもの」という印象を持つ人も少なくないかもしれません。

近年ではこのような現金管理にかかる手間を大幅に削減できる、POSレジが多く見られるようになりました。POSとはPoint of Salesの略で、日本語で「販売時点情報管理」と訳されます。商品やサービスの販売において、お客様と金銭のやりとりをした時点で商品名や価格、売れた数などの販売情報を記録し、その記録を管理するシステムです。POSレジはPOSシステムを搭載したレジを指します。

POSレジのメリットって?

POSレジの導入には四つのメリットがあげられます。

1. 業務の効率アップ

販売情報がネットワーク上に自動で記録されるため、従来のレジスターのように、閉店後に手作業で売上数や金額を集計する必要がなくなり、集計間違いも防止できます。Squareが行なった調査からは、現金集計や銀行への入金に割く時間は年間147時間にも及ぶことが分かっています。この時間を人件費に換算すると、日本全体でおよそ8,861億円が現金管理に割かれているといえます。POSレジの利用は余計な手間を省き、コスト削減にも役立てられるといえるでしょう。

参考: 現金管理コストや機会損失のリスクが明らかに。キャッシュレス化、人手不足解消でもメリット大(2018年11月19日、Square株式会社)

2. 経営に役立つ売上データ

一日の総売上高や総来店人数、顧客の属性、客単価、時間帯ごとの来店数、購買傾向などの情報を集約することで、経営に役立つ販売管理データの作成ができます。データを分析することで、仕入数の調整や不良在庫の削減などの適切な在庫管理、混雑具合に合わせた人員配置による適切な人件費管理、ターゲットを絞ったマーケティング戦略の立案などに役立ちます。

3. 売上を一元管理

複数の店舗を経営している場合でも、それぞれの店舗の売上情報をネットワーク上でリアルタイムに閲覧・管理できます。

4. 会計がスムーズに

あらかじめ商品名や価格を登録しておけば、手打ちで金額を打ち込むレジと比べると一回の会計にかける時間と手間が減らせます。また、金額の打ち間違いなどが発生することで、レジの締め作業で「今日の売上額と合わない」というトラブルも回避できるでしょう。

5. ミスを防ぎクレームを減らす

手打ちで金額を打ち込むとなると「同じ商品の金額を二度打ち込んでしまった」「商品の金額に誤って0を一つ多く足してしまった」などのヒューマンエラーも起こり得るでしょう。修正した額を再び打ち込む、となればお客様を待たせてしまうことも考えられます。待ち時間が長引くことは、対応しているお客様だけでなく列に並ぶ全てのお客様の満足度を左右するため、できるだけ避けたいところです。

POSレジであれば、打ち間違いのミスは大幅に回避できるでしょう。会計中の待ち時間を最小限に抑えることで、顧客満足度アップにつなげることも可能です。

6. 不正防止に役立つ

店舗で働く従業員のことは信頼したいところですが、万が一に備えて不正防止策を講じておくことも大切です。POSレジでは、レジを打つ際に担当者の設定ができるため、「誰がいつ、どの商品をいくつ売ったか」が記録され、いつでも簡単に確認することができます。レジの現金が横領されてしまった場合、多大なる損失を被ることも考えられます。このような可能性をあらかじめに取り除いておくことも、利益を安定させるうえで必要な策でしょう。

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POSレジを選ぶときのポイントとは

1. 目的に合った機種を選ぶ

飲食店、小売店、美容院など、業種によって必要となる機能は少しずつ異なるでしょう。たとえば飲食店であれば、テーブル会計機能やオーダーエントリーシステムがあると便利です。小売店の場合は商品登録が簡単にできたり、在庫状況がすぐに確認できたりするとうれしいものです。自店舗の作業を楽にしてくれる機能を兼ね備えているかは、重要視したいポイントでしょう。

2. 使い勝手のよさを重要視する

新たなスタッフを雇う際に必ず行うのが、レジ教育です。POSレジの操作が複雑であれば、その分レジ教育に時間を割く必要が出てくるうえ、実際に使えるようになるまで時間がかかることも想定されます。最近ではタブレットを用いて、アプリから利用できるPOSレジも増えています。電子機器に触り慣れていない人にとっても、使いやすいインターフェースであるかは、できれば妥協したくない点の一つです。

3. 導入と運用にかかるコストを知る

事業主にとって何よりも気になる点といえば、導入や運用にかかるコストでしょう。POSレジはものによって100万円程度かかることもあり、「まだうちでは……」と考える個人事業主や中小事業者も少なくないかもしれません。そのうえ、高額なPOSレジは専用回線の工事を必要とすることも多く、実際にお店でPOSレジが使える段階に漕ぎ着くまでは、早くても数週間ほどかかるとされています。

一方で、最近ではスマートフォンやモバイル端末にアプリをダウンロードするだけで利用ができ、回線工事不要・月額利用料無料の「モバイルPOS」が誕生しています。POSレジをなるべく低コストで導入したい、できるだけ早く導入したい、と考えている個人事業主や中小ビジネスの事業主にとってはうれしい選択肢かもしれません。

導入コストや導入にかかる時間はもちろんのこと、サポート体制が整っているかも見逃したくない点です。POSレジにまつわる不明点をすぐに質問できる体制が整っているかもチェックしておきましょう。

POSレジの種類とは

ひとえにPOSレジといっても、種類によってサイズやコストも異なります。近年よく見かけるようになったモバイル型のPOSも含めて、大きく3つの種類に分けることができます。自分のビジネスに合うものを見つけてみましょう。

1. ターミナル型

最も導入数が多いとされているのがターミナル型です。スーパーやコンビニなどのレジで使われており、自動釣銭機などの高機能を携えていたり、業種別のオプション機能を多く取り揃えていたりします。便利な機能が充実している反面、初期費用は最低でも50万円ほどかかるといわれていることから、店舗数を多く抱えるビジネスに向いているといえます。

2. パソコン型

パソコン型POSシステムは、その名の通り、パソコンにPOSシステムのソフトウェアを取り入れて利用するものです。洋服屋さんや雑貨屋さんなどで見かけたことがあるかもしれません。

ソフトウェアにさえ対応していれば、すでにあるパソコンをPOSとして利用できます。初期費用はターミナル型に比べると安く、40万円程度に抑えられるようです。店舗のニーズに合わせてシステム構築を行ってくれるサービスも多く、月額利用料金は安ければ 5,000円ほど、高ければ30,000円ほどが相場のようです。

3. モバイル型

近年ではモバイル端末にアプリをダウンロードするだけで、すぐに使えるモバイル型POSの普及も目立ちます。以前までは数十万円が相場とされていた初期費用を数万円程度に抑えることができ、個人事業主や小規模ビジネスの事業主でも気軽に導入できるサービスです。詳しくは次項で説明します。

モバイルPOSレジって何?

低コストで手軽に導入できることから、近年注目を集めているモバイルPOSレジ。POSレジアプリをインストールしたスマートフォンやタブレット端末をレジ端末として使うため、導入費用や置き場所を心配することなくPOSレジが導入できます。

Square POSレジなら、いつでもどこにいても売り上げや在庫状況をリアルタイムで管理できるだけでなく、売れ筋商品や客単価などこれからの経営に活用できる情報も確認できます。初期導入費用や月額利用料は無料、手持ちのスマートフォンやタブレット端末にアプリをダウンロードすれば今すぐ導入できます(※)。業種を問わずに使えるのも大きな魅力です。

※Squareでは、Square POSレジが搭載されたオールインワン決済端末(Square Terminal)を提供しています。タブレットなどが必要ないため、決済まわりを一台で済ませたいと考える事業者におすすめの決済端末です。

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